離乳食の調理で水道水は使ってOK!だけど知っておきたい3つのこと

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離乳食に水道水を使っていいのか 子育て
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一般的には生後5~6ヶ月頃から始まる離乳食。お粥などを作るときに、水道水は使っても大丈夫なのでしょうか。

結論から言いますと、離乳食の調理で水道水を使用することは問題ありません
ただ、使う場合には知っておきたい3つのことがあります。詳しくみていきましょう。

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離乳食の調理に水道水を使ってOK

調理だけでなく、洗濯、掃除、洗顔、歯磨きなど、日常生活においていろいろな使い方をされる水道水。その安全性はどのように管理されているのでしょうか。

日本の水道水に関しては、厚生労働省が水道水質基準を設けています。
51項目でチェックされており、その内容は国際的に見ても厳しいもの。水道水には残留塩素などがあるものの、そのまま飲んでも健康上に問題がないような基準が決められています。

そのため、水道水を離乳食の調理に使うことは問題ないと言えるでしょう。
また、水道水で赤ちゃん用のミルクの調乳を行うこともOK。日本製の粉ミルクは、日本の水道水で調乳することを考えて作られています。水道水にはミネラルが含まれているため、それを考慮してミルクのミネラル分を調整しているのです。

はなママ
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水道水は生まれたばかりの赤ちゃんのミルクにも使えるなら、一般的に生後5~6ヶ月で始める離乳食で使っても問題なさそうですね。

離乳食の調理に水道水を使うときに知っておきたい3つのこと

安全な基準が設けられているとはいえ、離乳食の調理で水道水を使う際には、いくつか知っておきたいことがあります。

10分以上の煮沸をする

水質を維持するために必要な塩素ですが、内臓が発達段階の赤ちゃんにとっては、胃腸に負担をかけてしまうことがあります。
さらに、この塩素が水の中の有機物と反応すると、トリハロメタンという発がん性物質ができてしまうのです。

はなママ
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塩素もトリハロメタンも、健康に影響がないほどの量であるとはいえ、赤ちゃんの口に入るのはちょっと不安…。

そんなときは、水道水を10分以上、煮沸しましょう。そうすることで、これらの物質が除去できます。
ここでポイントなのが、「10分以上」ということ。
5分程度の沸騰だと、反対にトリハロメタンが増えてしまうおそれがあります。沸騰させる時間にも注意が必要です。

はなママ
はなママ

基本的に離乳食は柔らかく仕上げるので、お粥やスープなどを煮込む時間は自然と長くなりますよね。

煮沸では取り除けないものもある

煮沸したからといって、水道水に含まれているすべての物質が取り除けるわけではありません

はなママ
はなママ

塩素やトリハロメタン以外にも何か有害なものがあるの?

水道水を飲んだときに、金属のようなにおいを感じたことはありませんか。それは、水道管に使われている鉄や銅などの金属が原因かもしれません。
また、古い建物の水道管には鉛が使われていることも。この鉛は中毒性のある物質で、危険性が分かってからは鉛製の水道管は撤去されるようになりました。現在はほとんどないとはいうものの、少なからずあるようです。
このような金属類は煮沸では取り除けません

また、アルミニウムクロロ酢酸なども水道水には含まれており、これらも煮沸では取り除けないのです。

ただ、これらの有害物質が水道水に含まれていたとしてもわずかな量。日本の水道水は厳しい水質基準をクリアしていることが前提なので、それほど気にすることはないとも言えます。

貯水タンクの衛生面は大丈夫?

マンションなどに住んでいる場合は、貯水タンクが備え付けられていることが多いですよね。
この貯水タンクの管理状態によっては、中の衛生面が心配です。

貯水タンクの清掃に関してはいろいろと決まりがあるようです。容量が大きいものは水道法によって、1年に1回以上の清掃や検査などの管理が義務づけられています。
また、容量が小さいからといって何も決まりがないというわけではありません。容量が小さい貯水タンクの場合は、各市区町村の条例などで、水道法に準じた規制が求められています。

はなママ
はなママ

貯水タンクの清掃時には断水になることも。

お住まいの建物の貯水タンクの管理面が心配な場合は、問い合わせてみると安心でしょう。

ミネラルウォーターは使える?

日本の水道水は、ミルクの調乳や離乳食の調理にも使える安全なお水です。煮沸することで塩素やトリハロメタンも除去できます。
ただ、10分以上の煮沸が手間だったり、煮沸では取り除けない有害物質が気になったりすることもありますよね。
そんなときは、水道水以外のお水を調理に使ってみるのもおすすめです。

例えばスーパーなどに売っているミネラルウォーターや、ウォーターサーバーなどがあります。

はなママ
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ミネラルウォーターは赤ちゃんの口に入っても大丈夫なの?

赤ちゃんの口にするミネラルウォーターを選ぶ基準は、水の硬度です。
水の硬度とは、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量を算出したもの。ミネラルの量が多いほど、硬度が高いです。

このミネラル成分は、内臓の機能が発達段階の赤ちゃんが過剰に摂取することはおすすめできません。内臓に負担をかけてしまう上、下痢を起こしてしまうことも

「軟水」「硬水」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
赤ちゃんの口にするものは、硬度の低い「軟水」を選びましょう。

はなママ
はなママ

軟水の基準ってどのくらいの硬度?

軟水や硬水の基準は以下の通りです。
<WHOの基準>
0~60mg/l未満・・・軟水
60~120mg/l未満・・・中程度の軟水
120~180mg/l未満・・・硬水
180mg/l以上・・・非常な硬水
<日本の基準>
0~100mg/l・・・軟水
101~300mg/l・・・中硬水
301mg/l以上・・・硬水
以上のことから、ミネラルウォーターを離乳食に使う場合は、硬度が60以下の軟水を選びましょう。
ウォーターサーバーを選ぶ基準についてはこちらにまとめています。

まとめ

離乳食の調理において、水道水を使うことに問題はないことが分かりました。使う場合は、10分以上の煮沸をすることで、塩素やトリハロメタンを取り除くことが可能です。
ただ、取り除けない有害物質も。気になる場合は市販の水やウォーターサーバーなどを活用してみてもいいですね。

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