初めて岩盤浴に行くんだけど、知っておいた方がいいことってあるのかな?
健康面や美容面、さらには心理面でも効果が期待できる岩盤浴。
岩盤浴に行ってみたい、気になっているという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、初めての岩盤浴では不安があったり、分からないことも多かったりしますよね。
こちらでは初めて岩盤浴に行く方に向けて、知っておくと役立つ情報をまとめました。
・岩盤浴とサウナは違う?
・岩盤浴に行くときの持ち物・服装は?
・岩盤浴に入るときの時間はどうする?
・岩盤浴するときの注意点やマナーって何?
こんな疑問を持っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
岩盤浴とは
岩盤浴とは、温められた岩盤の上に寝転がり、体を温める温浴法です。
まずは岩盤浴について、その歴史やサウナとの違い、効果などを解説していきますね!
岩盤浴の歴史や日本における近年のスタイル
日本において岩盤浴がブームとなったのは、2000年代と最近です。
ブームの時期は岩盤浴専門店が全国で増設されるなどしていたものの、近年は小規模の岩盤浴専門店は減ってきています。
岩盤浴ブームも落ち着いてきており、スーパー銭湯内に併設されるというスタイルが増えてきました。
実は岩盤浴は古くから存在しており、紀元前数千年前から中国では「温石療法」という治療に使われていたそう。
日本においては秋田県の玉川温泉が元祖とされています。
(参考)
岡島 敏「岩盤浴の温熱効果」日本機械学会誌、2009年112巻1087号p.472-473
「岩盤浴」Wikipedia、閲覧日:2022年3月10日
サウナとは何が違うの?
岩盤浴とサウナに違いはあるの?
岩盤浴とサウナ、どちらもお湯を使わずに体を温める方法ですが、何が違うのでしょうか。
以下にそれぞれの違いを簡単にまとめました。
岩盤浴は室温が低めであるため、サウナよりも長い時間をかけて体を内側から温めていきます。
表に記載している温度はだいたいの目安です。岩盤の温度や室温に明確な決まりはありません。
実際、筆者がよく行く岩盤浴では室温が70度近い部屋も備えられています。
とはいえ、サウナよりも岩盤浴の方が室温が低めであることが特徴です。
体の温め方が違うと、汗のかき方も変わってきます。
岩盤浴でかく汗はサラサラとしていて、サウナでかく汗はベタベタとしています。
岩盤浴とサウナはどちらも汗をかけますが、いろいろと違いがあるんですね。
岩盤浴の効果
岩盤浴に入ることで期待できる効果を以下に挙げました。
・体の免疫力が高まる
・デトックス効果(体外毒素・体内毒素の排出)
・体の代謝が上がり、脂肪燃焼効果を高められる
・肌の保湿性、新陳代謝が高まる
・リラックスできる
体を温めることは、免疫力の向上や健康の維持に役立ちます。
さらに美容効果や心理面での効果も見込めるため、岩盤浴によってさまざまなメリットを得られるというわけです。
どれも嬉しい効果ですよね。
筆者自身も「肌をきれいにしたい」「体の代謝をアップさせたい」「便秘や肩こりを解消したい」などの目的を持って岩盤浴に通っています。
岩盤浴に行った後はいろいろと調子が良いので、その魅力にハマっています!
週1程度ですが、時間を見つけて通っていますよ♪
岩盤浴に行くときの持ち物
初めての岩盤浴、何を持って行けば良いのかな?
岩盤浴に行くときの持ち物はこちら。
・バスタオル(1~2枚)
・フェイスタオル(2枚程度)
・水
・ヘアゴム
・化粧品関連のもの
・お風呂用品
・現金、財布
・ビニール袋
岩盤浴施設によって、レンタルできたり、備え付けられていたりするものが変わってきます。
ホームページなどで事前に確認しておくと安心です。
ただ、タオルや水、お風呂用品などはその場でレンタルもしくは購入できることが多いので、あると思って持参していなくてもなんとかなる場合が多いかと思います。
心配な場合や少しでも費用を抑えたい場合は、念のため持って行っておくのがおすすめです。
筆者も初めて行く施設では、余分にタオルなどを持って行きます。
持ち物をいろいろとご紹介しましたが、いざ岩盤浴のスペースに入るときにはほとんどの物をロッカーなどに預けます。
実際に岩盤浴の部屋に持ち込むのはタオルと水が基本です。
物を置くスペースに困る場合もありますし、部屋を変えたり休憩したりするため移動が多いのです。
身軽な方が動きやすいですよ。
持ち物についての詳細を知りたい方は、以下の記事を読んでみてくださいね。
>>>初めて岩盤浴に行く方へ|女子が必要な持ち物リスト&服装まとめ
岩盤浴に入るときの服装
温泉やサウナは衣類を身につけずに入りますが、岩盤浴では岩盤浴着を着るのが一般的です。
女性専用の施設もありますが、男女共用の施設も多いです。
岩盤浴着は施設で指定されていたり、用意されていたりすることが多いので、基本的には持参しないと考えてOKでしょう。
ただ、岩盤浴着の持ち込みが可能であったり、岩盤浴着のレンタルが有料であったりする施設もあるので、ホームページなどで事前に確認しておくと安心です。
岩盤浴着に着替えるため、着脱しやすい服装&靴で施設に行くのがおすすめですよ!
また、岩盤浴中の下着はどうするのかと疑問に持つ方も多いのではないでしょうか。
筆者も最初は戸惑いましたが、岩盤浴中は下着をつけないことが基本です。
下着による締め付けは発汗の妨げになるとされており、さらにはブラジャーのホックやワイヤーなどに金属が含まれていると熱くなる可能性もあるのです。
でも下着をつけないのって、ちょっと抵抗があるなぁ・・・
下着なしに抵抗がある場合は、例えば下はエステ用の使い捨て紙パンツ、上はカップ付きインナー、スポーツブラなどを身につけておくと良いですね。
下だけ身につける、もしくは上だけ身につけるなど、自分に合った方法を選ぶと快適に過ごせるかと思います。
下着をつけて岩盤浴をする場合は汗でかなり濡れてしまうので、替えの下着&ビニール袋をお忘れなく!
岩盤浴の入り方
初めての岩盤浴では、時間や体勢などで迷うことも多いですよね。
施設内に入り方の例などを掲示していることもあるので、そちらを参考にしてみると良いかもしれません。
以下に入り方の一例を挙げました。
↓
仰向けで10分程度
↓
5~10分休憩・クールダウン
上記を1セットとして、2~3回繰り返します。
トータルで1時間~1時間半程度が目安です。
頻繁に体勢を変えるよりも、同じ体勢を5~10分程度キープすることがポイント。
そうすることで、じっくりと岩盤プレートの熱を体に伝えられ、体の深部まで温まりやすいでしょう。
岩盤浴の床は硬いので、同じ体勢は10分程度が限度かなと個人的には思います。
ただしこちらはあくまで一例。
入り方や時間、体勢に決まりはないので、自身の体調に合わせるのが基本と考えましょう。
初めての場合は短めにして様子をみて、無理なく進めるのがおすすめですよ。
無理をすると体調が悪くなってしまう可能性も十分にあるので、自身の体と相談しながら岩盤浴を楽しみましょう。
うつ伏せになることで内臓が温まりやすいため、便秘などで悩んでいる方はうつ伏せ寝を長めに取り入れてみるのもおすすめです。
岩盤浴とお風呂の順番をどうしようかと悩んでいる方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
>>>岩盤浴とお風呂はどちらが先?効果の違いや順番選びのポイント
岩盤浴に入るときの注意点3つ
岩盤浴に入る際に知っておきたい注意点を以下に挙げました。
<岩盤浴に入るときの注意点>
・食事のタイミングに注意する
・水分補給&休憩はしっかりと
・飲酒時や体調が悪いときは控える
それぞれ詳しくみていきましょう!
食事のタイミングに注意する
食事後すぐの岩盤浴や、岩盤浴後すぐの食事は避けたいものです。
まず岩盤浴前の食事ですが、1~2時間程度前には済ませておくのがおすすめ。
満腹状態で岩盤浴をすると胃に負担をかけてしまい、途中で気持ち悪くなってしまう恐れがあるからです。
また、岩盤浴後の食事は1時間ほど時間をおいてからにしましょう。
岩盤浴後は体内における栄養の吸収率が高まった状態です。
お腹が空いたからといって、岩盤浴後に高カロリーなものを食べるのはNG。
ミネラルやビタミンなどの栄養素を意識して摂取するなど、食事内容にも気を遣うことが大切です。
水分補給&休憩はしっかりと
大量の汗をかく岩盤浴では、水分補給が必須です。
水分不足は脱水症状を引き起こす恐れもある上、代謝の低下の原因になるという一面もあります。
代謝をアップさせるためにも、水分補給は重要なのです。
岩盤浴における水分補給は、安全面に加えて岩盤浴で得られる効果を高めるためにも必要であるというわけですね。
どんなものを飲むのがおすすめなの?
飲み物は水やスポーツドリンク、麦茶などを選びましょう。
そして飲み方にもポイントがあります。
一気にがぶ飲みするのではなく、こまめな水分補給をすることで効率的に水分を補えます。
飲み物は持参するか、その場で購入しましょう。
施設によっては水をサービスで提供してくれることもあるようです。
また、岩盤浴時には休憩も必要です。
気持ちいいからとずっと寝転んでいては、気付かないうちに脱水症状を引き起こしてしまうかもしれません。
岩盤浴を20分程度楽しんだら、休憩をはさみましょう。
休憩ではクールダウンしたり、水分補給をしたりとリラックスして過ごします。
体調に合わせて休憩を長めにとったり、頻繁にとったりして臨機応変に対応しましょう。
飲酒時や体調が悪いときは控える
アルコールを摂取した後は、岩盤浴に限らずお風呂も控える必要があります。
アルコールには血管の拡張・収縮作用があるため、岩盤浴による温度変化とあいまって高血圧や低血圧の症状を引き起こす可能性があるからです。
さらには脱水症状を引き起こす心配もあります。
また、たっぷりの汗をかく岩盤浴は、体への負担も大きいとされています。
いつもより体調が優れないときや、風邪気味、生理中などは控えましょう。
岩盤浴に入るときに守りたいマナー4つ
岩盤浴に入る際のマナーはこちらです。
<岩盤浴のマナー>
・大判のタオルを体の下に敷く
・スマホの持ち込みは施設のルールに従う
・私語は控える
・場所取りはしない
大判のタオルを体の下に敷く
岩盤の上に寝転ぶ際には、大判のタオルを体の下に敷きましょう。
肌が床に触れたり、汗が直接床に付着するのを防ぎます。
そのまま寝転ぶと熱いことも多いですし、硬い床なので少しでもクッション性がある方が快適に寝転べますよ。
岩盤浴プランに大判のタオルが付いていない場合は、レンタルを利用するか、持参しましょう。
スマホの持ち込みは施設のルールに従う
じっと寝転んだ状態の岩盤浴中は、暇なのでスマホを触りたいという方も多いのではないでしょうか。
スマホの持ち込みに関しては、施設でルールがある場合は従いましょう。
岩盤浴のスペース内は照明を暗めにしていることも多いです。
そのため、スマホの画面が目立ってしまうことも。
仕切りがあればそれほど気になりませんが、ない場合は隣にいる人などに迷惑をかけてしまうかもしれません。
ちなみに筆者は、施設で持ち込みを禁止されていない場合でも、岩盤浴スペースにスマホは持ち込みません。
スマホと距離をとって、岩盤浴でリラックスできる時間もなかなか良いですよ!
私語は控える
岩盤浴のスペースではおだやかな音楽が流れている程度で、静かな空間であることが多いかと思います。
そのような中で私語をしている人がいると、周囲の人たちはリラックスできませんよね。
岩盤浴では私語を控えましょう。
友達同士で行くとおしゃべりしたくなる気持ちも分かりますが、岩盤浴のスペースでは静かにするのがマナーです。
場所取りはしない
特に岩盤浴が混雑していると、やってしまいたくなるのが「場所取り」です。
岩盤浴のスペースに自分のタオルなどを置いておき、場所をキープするのはマナー違反。
たとえお気に入りの場所があったとしても、そこはみんなで共有する場所なのです。
休憩の際には私物も持って移動しましょう。
まとめ
岩盤浴に行く際には、最低限必要な持ち物や知っておきたいことがあります。
岩盤浴の入り方に決まりはないため、自身の体調に合わせて無理せず楽しめるといいですね。
また、岩盤浴に来ている人たちがお互い気持ちよく過ごせるように、マナーは守りたいものです。
ルールやマナーは守りつつ、岩盤浴でリラックスする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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