自宅にいながらお仕事ができる在宅ワーク。
家事や育児と両立しやすいため、すきま時間に何かお仕事ができないかと考えている主婦の方も多いのではないでしょうか。
わたしもその1人。
今年で在宅ワークを始めて4年目になりました。
主婦目線でみた在宅ワークの5つのメリットと5つのデメリットについてまとめてみます。
最後に、主婦が在宅ワークをスムーズに行っていくためのポイントも。
在宅ワークを始めたい主婦の方、子育て中の方にぜひ読んでもらいたい内容をまとめました。
主婦目線で見た在宅ワーク5つのメリット
主婦にとっても在宅ワークにはたくさんのメリットがあります。
詳しくみていきましょう。
家事や育児と両立しやすい
筆者が思う、在宅ワークの最大のメリットがこちら。
基本的に在宅ワークは、仕事をする時間や時間帯は自由です。
家事や育児をしながらの仕事の場合、日によって仕事ができる時間帯が違うことも多いものです。
基本的に家にいるので、洗濯や料理などの家事の時間帯も調整しやすいんですよね。
洗濯機をまわしている間、自動調理器具で料理を作っている間、炊飯器でご飯を炊いている間、食洗器でお皿を洗っている間など、家にいると仕事をするためのちょっとした時間を確保しやすいという面もあります。
子育て中などの理由から外では仕事ができないけれど、1日のうちの少しの時間、家でなら働ける場合もありますよね。
ちょっとしたすきま時間を有効活用できるのも、在宅ワークの良いところ。
すきま時間を使ってお金を稼げれば、とっても効率的ですよね。
また、正社員やパートで働いていると、子供の行事に合わせてその都度お休みをもらわなくてはならないことも多いもの。
さらに、子供が体調を崩すなどで急な早退や欠勤をすることもあります。
勤め先によっては言いにくかったり、嫌な顔をされたりすることも…。
在宅ワークであれば、仕事をする日や時間を自分で調整できるため、勤め先に気を遣うこともありません。
また、家事や育児をする生活の中では在宅ワークが気分転換になる場合もあるのです。
これは筆者自身が感じていることなのですが、
在宅ワークをする時間=自分のための時間
になっています。
1日中子供と過ごす生活の中で、在宅ワークをする時間がリフレッシュするために必要な時間になっていて、なおかつお金が稼げるのはとても効率が良いなと感じています。
仕事の量を加減しやすい
例えば、
- 今月は子供の行事で忙しい
- 家族旅行の予定があって時間がとれない
- お盆や正月期間は仕事ができない
- 子供の夏休み期間は仕事の時間があまりとれない
- 妊娠や出産で一定期間だけ仕事を減らしたい…
など、状況によってできる仕事の量が変わる場合も多いものです。
自営型の在宅ワークの場合、受ける案件の量を調整することで仕事量を加減できます。
在宅ワークは、月1万円以下のお小遣い稼ぎから数十万円以上の本業といえるほどの収入が稼げるものまで、収入の幅が広いのです。
仕事に費やせる時間に応じて、柔軟に対応できるのがメリットと言えるでしょう。
子供が小さいうちはすきま時間に、子供が成長して時間がとれるようになったら本腰を入れて在宅ワークをすることも可能です。
達成感がある
頑張った分だけ収入となってかえってくるため、仕事の達成感が得られるでしょう。
お給料制の場合は成果が給与に反映されにくいこともありますが、自営型の在宅ワークの場合はダイレクトに収入につながります。
旅行に行くための資金をつくりたい、お金をためて時短家電を購入したい、ごほうびにエステにいきたい、住宅購入の頭金にしたいなど、在宅ワークで得た収入の使い道は人それぞれ。
頑張った分が収入にそのまま反映される在宅ワークなら、これだけ頑張れば必要なお金が手に入るというのが明確です。
お金の計画が立てやすいでしょう。
リラックス&集中して仕事ができる
いつも過ごす家や、自分の好きな場所で仕事ができるため、リラックスして仕事にのぞめるでしょう。
ただ、子育て中の場合は子供が起きている時間はなかなか集中できないもの。
子供のお昼寝中や夜寝ている間、起きてくる前の早朝、パパが休みの日に子供と遊んでいる間に集中して仕事をするなどして、仕事しやすい環境をつくりましょう。
また、パソコンがあればできる仕事なら、自宅以外の場所でも可能。
たまにはカフェやホテルのラウンジなどで、仕事をしながら気分転換するのもいいですね。
お金や時間の無駄を削減できる
外で働く場合は何かとお金がかかるもの。
衣服代、靴やバッグなどの費用、交通費、ランチ代など、少しずつの金額でも積み重なると大きな出費です。
その点、在宅ワークは出費の削減が可能。
家でリラックスして過ごすための服があれば十分ですし、交通費はかかりません。
ランチも外で食べるより家で食べる方が費用は抑えられます。
さらに、通勤時間がないため時間の節約にも。
有効的に使える時間が増えます。
通勤する場合は移動時間はもちろんのこと、バスや電車などを待つ時間、車の渋滞にかかる時間などもありますよね。
満員電車に乗るストレスからも解放されます。
在宅ワークにはデメリットも…
メリットが多い在宅ワークですが、知っておきたいデメリットもあります。
自己管理が上手にできないとうまくいかない
会社勤めと違って、「〇時に出社・〇時に退社」といった時間の制限がありません。
どのくらい働くか、何時から何時まで働くのかは自分次第。
あまりのめり込むと、まさにブラック企業のような働きぶりになってしまいます。
在宅ワークは納期が決められたものも多く、スケジュール管理も自分で行わなくてはなりません。
仕事量に合わせて、〇日までにこれをやって、〇日までにはここまで進めておいて…というように計画的に仕事を進めていく必要があります。
納期の引き延ばしが交渉できることもありますが、基本的に納期は守るもの。
信用に関わります。
無理なく働ける時間の中で、納期を守って仕事を進められるように、自己管理ができることが求められます。
コミュニケーションがとりにくい
基本的にメールなどでやり取りをすることが多いため、対面するよりもコミュニケーションがとりにくい場合があります。
基本的には1人で作業を進めていく中で、不明点が出てくることも多いです。
その際、分からないことを聞きたくても、文字だけでは伝わりにくい部分も。
すぐに知りたい情報も、回答を得るまでに時間がかかってしまうこともあるでしょう。
表情が見えないので、文字だけだときつい印象を受けてしまうこともあります。
反対にわたしが相手にきつい印象を与えている可能性もあるのです。
そのため、メールなどでは言い方や伝え方に気を遣います。
収入が思うように増えない、安定しないことも
在宅ワークの案件の報酬は、とても幅広いです。
誰でも簡単にできるような作業の場合は、数をたくさんこなさないと十分な収入を得られないことも多々あります。
数をこなすには時間がかかるけれど、思うように時間がとれないという事態になりがち。
続けていくうちに慣れでカバーできる部分もありますが…。
報酬の高い案件を受けるためには、スキルや資格、経験が必要なことも多いです。
最初はタダ同然の案件を受けて、経験を重ねることでスキルを身に付け、後に報酬の高い案件につなげるなど、時間をかけて取り組んでみましょう。
筆者はライターの仕事をしたくて、最初は文字単価の低い、時給に換算するのも恐ろしいような案件を数ヶ月間こなしました。
その経験が活かせて、今では企業から安定的にライティングのお仕事がもらえるように。
初期投資にコストがかかる
在宅ワークには、パソコン1つあれば可能というものが多いです。
そのパソコンを持っていない場合は、パソコンを手に入れる必要があります。
さらにはネット回線を整えたり、作業スペースを確保したりと、仕事をするための環境づくりも必要なのです。
もともとあれば問題ありませんが、1からそろえていく場合は初期費用がかさみます。
お金の手続きが面倒
在宅ワークで得た収入にもよりますが、確定申告や税金の支払い、社会保険の手続きなど…面倒で難しい手続きが必要になります。
雇用されていれば、勤め先の企業が年末調整なども行ってくれますが、雇用という立場でない在宅ワーカーはすべて自分で行う必要があります。
自ら調べたり、詳しい人に聞いたり…苦手な人は税理士さんなどのお金のプロにおまかせするのも1つです。
主婦が在宅ワークをスムーズに進めるために
在宅ワークをする主婦の方は、家事や子育てとの両立などで悩むことも多いもの。
メリットだけでなくデメリットもある在宅ワークを、主婦がスムーズに行っていくために知っておきたいポイントについてまとめました。
家族の理解を得る
在宅ワークというと、家でのんびり仕事をしている(=ラク)と思われることもありますが、そんなことはありません。
外で働いているママたちと同じように、家事+育児+仕事をこなすのは大変です。
例えば、もともと専業主婦から在宅ワークをする兼業主婦になった場合を例に挙げてみます。
在宅ワークを始めると、家事をする時間がそれまでに比べると減り、家事のレベルを落とさなくては続けられないこともあります。
家の中にいるからといって、家事がしっかりできるわけではないのです。
家事などに関しては、一緒に住んでいる家族と話し合ってみんなで分担して行う、お掃除ロボットや洗濯乾燥機などの家事の時短アイテムを購入するなど、家族の理解が必要でしょう。
オンとオフの切り替えをする
家の中が仕事場だからこそ、やろうと思えばいつでも仕事ができる状態です。
ただ、家族との時間も大切。
子供を放っておいて仕事ばかりしていては、寂しい思いをさせてしまいます。
子供と一緒に過ごす時間を確保したいからという理由で在宅ワークを始めた場合は、本末転倒に…。
仕事をする時間と家族と過ごす時間のオンとオフのメリハリをつけ、どちらの時間も確保するようにしましょう。
筆者の場合は、子供が朝起きてくるまでの早朝(4時頃~)、子供のお昼寝中、子供が寝てからの時間(9時~)といった、とにかく子供が寝ている時間に集中して在宅ワークをしています。
子供の成長や家庭の事情に合わせて、お仕事をする時間帯を決めるといいかと思います。
募集や案件のチェック&情報集めをしっかりと
依頼される仕事には、単発のものやスポット案件もたくさんあります。
そのため継続して収入を得るためには、常に募集をチェックしておく必要があります。
また、継続案件を探すのも1つ。
次をすぐに探さなくてはならないというプレッシャーが軽減します。
とはいえ、継続案件であっても業務委託の仕事は突然依頼がなくなることも。
複数のクライアントの案件を持っておくと、リスクの分散になります。
また、家で仕事をしていると引きこもりがちに。
考え方や思考がかたまってしまうため、コミュニティへの参加や情報収集を積極的に行いましょう。
まとめ
主婦にとっても在宅ワークはたくさんのメリットがあります。
柔軟な働き方ができるため、家事や育児とも両立しやすいでしょう。
ただ、在宅ワークにはデメリットがあるのも事実。
デメリットをしっかりと理解した上で、スムーズに仕事ができるように工夫しましょう。
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